今年で28回目になるＫＲＳヘアーコンテスト。

ここ四条のウイングス京都ホールで行われました。

開会式の後すぐに競技開始！！まずはワインディング部門の競技だ。この競技はまだこの仕事に入って間もない選手が多い、まずはみんなこの部門から始めるのです。

さ、この中で自分の実力はいかほどか？？がんばれ！！

４分の３は理美容学校の生徒さんです。まだ実際にサロンで働いているわけではないけど、そのぶんワインディング一本で練習している選手はすごくうまいです！

競技時間は30分。

その間に60本以上のロットをキレイに巻いていきます。

その完成度を競います。

機械のようにスライスを取り、機械のように巻き込んでいく・・・

いきなりうまい者などいない、練習を積んだ者が勝つのだ。

ふ〜〜おわった・・・

みんなの出来はどうかな・・・？

結果発表は最後の閉会式で・・・

さて、どんどん競技は進む。

舞台の下では今終わったワインディングの審査が始まった。

そして舞台ではブロース部門とクラシカルアイロン部門が始まっている。どちらも難しい部門だ。

タイチはモデルを使った基本カット（ジュニア部門）に出場。

競技時間までの間は練習疲れから居眠りしてます・・・

となりがモデルさんです。

頭にクセがつくと大変だから、もたれて眠れません・・・モデルも大変なんです。　（タイチはおもいっきりもたれてますが。）

舞台では次のフリースタイル部門が始まりました。

メンズとレディースがあり、スタイルは自由です。

完成度とセンスが試されます。

女性理容師の姿が目立ちます。

シェービングやエステなども出来る理容師、

実は女性にはとってもいい職場なんですね。

最近すごく見直されています。

女性理容師は今どこのお店も欲しい存在なんですヨ。

グランツエッセにきませんか〜〜？？

レディースフリースタイル作品

色がきれいです。もちろん真っ黒から染め上げるのです。

このウイッグ一個の値段、高いものは1万円を軽く越えます。

もちろん一回切ったら終わりです。

だからみんな大事に大事にしています。

メンズフリースタイルの作品

どんなスタイルも根元の立ち上がりがとっても大切。

いかに髪を起こしてキレイな動きをつけ、つやのあるブローにして、

なおかつインパクトのある見せ場のあるスタイルに仕上げられるかが

大事なんです。そんな技術がふだんの営業にも生かされています。

北支部の村山選手レディースの作品　（前）

とってもキレイにブローしてあります。

やっぱり優勝で、実はサトシの親戚なんです。

後ろのもうまいな・・・

ホールにはたくさんの観客が応援にかけつけています。

がんばれ〜〜

クラシカルドライヤー部門が始まります。

この部門も多数がエントリーしている難関部門です。

時間20分でクラシカルバックというスタイルに仕上げます。

シルエット、櫛目、バランス、つや、など少しのミスで順位が

ガタ！と変わります。非常に難しい、しかしこの部門で認められるのは

職人にとって名誉なことです。

さて、準備に入り緊張感が増します。

スタート！

いっせいにセットに入ります！何十回と練習重ねてきています。

その成果が出るといいが・・・

すごく堂々と手際よくドライヤーあてています。

女性理容師も気合入っています！がんばれ！

仕上げに近づきます。

小さな割れ目やへこみなどを針のようなピンでもちあげ

たりして修正していきます。こまかい作業です。

髪の毛1本の並び方や、数ミリのへこみが

勝ち負けを左右することもあります。

競技終了！

自分の作品に満足したもの、そうでないもの、

終わったときの表情は皆それぞれ。

サトシの出来ばえは？？

終わってホッと一息・・・

隣の方、実は9月に結婚したサトシの奥様です。

応援に来てくれました。

審査終了してウイッグが戻りました。

さ、自分の評価はどうかな？

大切なのは自分に納得がいくかどうかです。

モデルを使って行います。

時間は40分間

ミディアムという、すそ周りを刈り上げ、７、３パートに

分けてキレイにセットする。

一見、おっさんくさい型ですが理容技術の

基本の仕事が詰まっていてみんな始めはこれを

練習します。

急遽モデルが変わったのでカットはほとんどぶっつけ本番の状態

うまくいくか・・・？！

いっせいにカットに入ります。

競技時間40分の間、25分をすぎるとカット用具はつかえません。

残り15分でセットをします。

女性技術者もりりしい姿

真剣なまなざしがいいですね。

舞台の上での競技なので

スポットライトですごく熱いんです。

汗が光ってます。

舞台下ではクラシカルドラヤー部門の審査が行われています。

審査委員も大変です。

舞台ではセットタイムに入りました。

ドライヤーで根元を起こし的確な高さで髪を曲げる

毛先までしっかりブローして熱を通さないと自然なつやが出ない

タイチもセットに懸命！

どんなモデルでも必ずセットしやすいところと、

しにくいところがあります。

しにくいところをいかに克服するかがカギです！

根元を起こすとハリのあるセットが出来ます。

こまかい櫛目を通すセットの場合ハリがないと絶対に面が荒れます。

きれいな櫛目を出すにはカットももちろんうまくないといけません。

変なたまりやスキむらがあると必ず面にデコボコ感が出来てしまいます。

慎重に慎重に面を仕上げていきます。

毛先までしっかりブローされていないと櫛が

通りにくいのだ。

あとは型崩れをしないようにミストという

ハードスプレーをします。

このミストワークひとつとっても何度も練習しなければ

習得できないコツというものがあるのだ。

競技終了！！

終わってホッとするも、自分の作品の

仕上がりが気になります。

審査開始。

自分の作品は評価されるだろうか・・・

気をもむ時間です。

タイチの作品

結構よく出来てるぞ！！

本邦初公開、タイチとまりちゃんの子供りのちゃん。

おっきくなりました。

帰ってきたモデルを見て自分で反省・・・

「ここをもう少し・・・」

なかなか本番で１００％の作品を作るのは

むずかしいのだ・・。

さて、舞台ではストリートヘアー部門が始まりました。

この部門もまったくのフリースタイルで自由です。

だからセンスとモデルを生かす技術力が必要になります。

そして、やっぱりモデルも大切。

いいモデルをゲットすべくみんな日々モデル探しをしてるんです。

審査はこの部門に限り一般審査になります。

いかに一般人に好まれるか難しいところです。

全競技が終了し、いよいよ閉会式

審査発表をドキドキで待つグランツエッセスタッフ一同

　　　　　そして準優勝！

　　　　　　　　　　　　　　池田太一

拍手の中、堂々と立ち上がりました。

壇上でトロフィーをもらいます。

ジュニア部門入賞者

しかし、残念ながらサトシ、カズマは健闘むなしく入賞は取り逃がした。

勝ち負けがあるのが競技会、その悔しさを次へのバネにすればいいのだから。

また次がんばれ！　

次の戦いはもう今から始まっているのだ！！

他の部門入賞者　おめでとう！

ブロース部門入賞者

メンズフリースタイル部門入賞者

レディースフリースタイル部門入賞者

ワインディング部門入賞者

クラシカルドライヤー部門入賞者

ストリートヘアー部門入賞者

クラシカルアイロン部門入賞者

生きていくためのしっかりした技術を身に付け、熱い職人になってください。

そして、これからもどんどん上を目指し競技会もがんばってください。

タイチも次のステップでまた入賞だ！！