「お客様、スタッフ、仕事を愛していますか?」
業界誌 理容展望全国版に「サロン繁栄のための提言」として原稿執筆しました。
ぼくたち理美容業界のオーナーに向けての提言ですので内容は業界ネタ
になっていますのでそのつもりでお読みくださいね!
わたしはお店の繁栄には愛する心が不可欠とおもっています。
理容展望1月号より |
タイトル | |||
理容店の不況対策を考える お客様、スタッフ、仕事を愛していますか? 京都 村瀬史朗 「売上が伸びない事を不況のせいにしている・・・。」実は皆さんも本当は心の奥でそう思っているはずです。 不況のせいにしておいたほうが楽だし自分も面倒くさい改革をしなくてすむから・・・ 確かに変わる事には凄い労力とアイデアがいる、でも、もうそれをしないと生き残れないほどの状況に なってきているのは確かです。 私自身偉そうな事が言えるほどの結果は出していないのですがコツコツ一歩ずつ進んでいます。 まず私が一番に考えた事は、来店されたお客様をいかに感動させるか?でした。 |
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そのためには店もお客様の視点で考え作らなければと思い昨年9月に店舗を改装拡張しました。 店名も今までのBarBer’sClub MURASEからhair/esthe GlanzEsse(ヘアーエステ グランツエッセ“輝く存在の意“) と心機一転変更し、より女性のお客様にも来て頂きやすくするため、レディースフロアを増設しました。 やはり今までのように男女一緒のフロアだと隣で男の人がいるのにすっぴんになってシェービングやエステなんて 心の底からリラックスできないと思ったからです。 内装の雰囲気を変えたり、仕切りやレディースの待合所を作る事によってかなり区別感は出たと思っています。 その他、屋根付きの中庭をチャイルドルーム代わりにし、子連れのお客様でも安心して子供を遊ばせておけるようにもしました。 すると若い子連れのご夫婦が一緒にご利用される事が多くなり相乗効果が見込めるようになりました。 |
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もうひとつ力を入れていることにITの活用があります。まずはホームページです。 最近の若いご夫婦は転勤などで引っ越されたときまずインターネットで情報を集めます。そこでいろんな検索サイトに 自分の店のホームページを引っかかりやすくすることでみてもらえる可能性が拡がり来店につながるのです。 特に私のお店は大通りから入り込んだ細い道にありますので少しでも存在を知ってもらいたいという気持ち一心で作成し、 すべて自作でコツコツページを増やしていきました。 その甲斐あってか最近の新規客の8割は「ホームページを見て来ました。」と言われるお客様です。 多い日には4,5人来られる事もあり少なくとも2,3日に一人は必ずと言っていいほどのご来店があります。 ある意味ベタベタの個人ページって感じですがそれがお客様に安心感を与えているようで、みなさん初来店とは 思えないほどリラックスされています。先に言ったお店の雰囲気もホームページでのぞけますしスタッフの写真も いっぱい載せる事によって「ああ、こんなお店でこんなスタッフがいて、こんなスタイルが出来るんだ。」と 思っていただけます。まずはお客様との垣根を低くする事が大事なのです。 あとカット中のお客様を少しでも退屈させないよう前面ミラーの横にパソコンモニターを設置しました。そこには いろいろなお店のメニューの宣伝や説明、スタッフ紹介、ヘアスタイルの提案やカラーの色見本、地域のニュースや お客様のお店のCM、私が最近行って楽しかった所の情報や写真などパワーポイントというプレゼンテーションソフトを 使って自動で流れるようにしてあります。壁に貼ってある動かないPOPより動くモニターに移る映像のほうが ついつい見てしまいこちらがいちいちメニューの宣伝をしなくてもお客様のほうから気になるメニューの説明を 求めるようになります。絶対に押し売りにならない配慮をしながらきちんと情報は提供するということが大事です。 そのほか、マンネリにならないようお客様の年代層によって洋楽や邦楽のPVを流したり、きれいな景色の映像を 流したりもします。パソコンを使うとなんでも可能になってきます。 もちろん高速インターネットも完備し、お客様専用のパソコンもコーヒーカウンターに設置しています。 カットを済ませてから、「ちょっとインターネットやゲームをさせて」とすぐに帰りたがらないお客様も多いです。 スタッフチーフもパソコンの達人なのでお客様に使い方を教えてあげたりし喜ばれています。 そんなふうに少しでもお客様の来店時間を楽しく過ごしてもらう工夫でリピーターも確実に増えると思います。 |
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もうひとつ力を入れていることにスタッフの教育があります。 もちろんわれわれは接客業、スタッフはそのままお店の顔です。 技術の失敗で失客するより、接客の失敗で失客するほうがはるかに多いのです。 スタッフがイキイキと輝いていられるお店にするために考えたのは、“おしつけず自主性を重んじる、そして そこからいかにやる気を引き出すか?”です。 私自身まだまだ人の上に偉そうに立てるほどの人物ではないので今でもスタッフと一緒に勉強しています。 そうしたほうがスタッフの目線で物を考えやすくなります。スタッフの気持ちを理解しスタッフを愛する。 こちらの心が伝わればスタッフも輝いて一生懸命になってくれるのです。 仕事後のレッスンでも自分の技術を押し付けるのではなく、その子のいいところをいかに伸ばしてあげられるか?を 常に考えています。一つのヘアースタイルにしてもそれを仕上げるのにはいくつもの方法があります。 その子の技量や器用さを見抜いてそのつど的確な指導をしていくのが我々オーナーの役目だと思います。 こちらが一生懸命なればスタッフも一生懸命について来てくれるし、それが結果的にお店を愛してくれるようになり お客様への笑顔に変わっていくのだと思います。 みんな楽しく仲良くイキイキ仕事ができお客様にもやっぱりこの店がいいなと思ってもらえればそんな幸せな事はなく 不況って何?って思えるようになるんじゃないでしょうか? もう不況なんて言葉は言わないようにしよう、今が普通なんです。 お客様は有意義にお金を使いたがってるだけなんです。それに僕たちが答えていないだけなんです。 もっともっとお客様に感動を与えられるよう我々も変わらねば・・・ ☆不況脱出の条件☆ 1、心からお客様に感謝しているか? 2、心からスタッフを愛しているか? 3、心からこの仕事が好きか?
京都 村瀬史朗 |
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誌面 写真より |
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